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2013/11/25

●玩具デザイン演習、今年も傑作! 2013

Ver.2.22  2014.5.21/5.27.更新        ※今後も内容を更新することがあります。

アート・デザイン表現学科 ヒーリング表現領域 3年 《子どもの道具デザイン演習B/玩具》
転がるおもちゃ、転がすおもちゃ

下欄に学生の感想を追加しました

私が女子美の玩具デザイン演習を担当して2年目。
今年も昨年に引き続きすばらしい作品が生まれました。
手を加えれば、斬新な製品になるレベルの作品もあります。

学生の皆さんが頑張り、関係諸先生のご支援もありました。
また、私の創造メソッド
の有効性を実感することができました。
体系的にまとめて今後に活かしたいと思います。

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※いかなる模倣も禁じます。Copyright © 2013  All Rights Reserved.
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Web Gallery 講評  [制作期間/2コマ(3時間)×4週間]

↓写真をクリックすると拡大します。 
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R.田中
紐を引くと、尖った板がウェーブのように上下しながら進みます。
この動き、おもしろいですね!
モチーフを蛇やイモムシにして形状を長くすると、
うねるような動きがより強調されるかもしれません。
車輪を少し大きくして上下のストロークを長くしたり、
板間にワッシャーを入れ動きをスムーズにするなど、
細部のブラッシュアップを期待します。
シナ合板(共芯)断面のパターンを、
ハリネズミの造形に巧みに活かしているところも、ステキです。 

Img_5370nn2
R.戸田 
紐を引いて転がすと、車輪が偏心しているので魚が左右に傾きます。
それにつれて、尾びれも左右に揺れて体の内側に当たり、
♪カタン♪コトンと乾いた美しい音が響きます。
何度も作りかえて機能と形態を精査したことと、丁寧な仕上げが、
シンプルな美しさと完成度の高さを生んでいます。 

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M.岸岡
まるでトラが本当に歩くような足の動き。足音もします。
全体にユーモラスで、かわいいですね。
初期のアイディアを、試行錯誤の末に最終作品に仕上げました。
アイディアを検討している岸岡さんの真剣な表情が印象に残ります。

Img_5387nn_2
Y.野崎
前に転がしても、弧を描いて戻って来たり、思いがけない動きをします。
斬新なアイディアとそれを具現させた熱意がすばらしい!
内部空洞の複雑な形が、内部にある金属球に不規則な動きをもたらし、
その金属球の重さによって、木球が不思議な動きをするのです。
空洞の形状や金属球の大きさ・重さなどを微調整すれば、
さらに魅力を増すように思います。

Img_5397nn
Y.牧瀬
パーツ各部の不思議な動きと木が歯車に当たる音が魅力的な作品。
円弧状のパーツは、合板だからこそ可能な形で、
直線の多い構成の中で効果的なアクセントになっています。
“プッシュトイ”でなく“キネッティックアート(動く芸術)”の方向でも
可能性があると思います。

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M.鳥居
車輪が偏芯していることにより、
紐を引くとクジラの親子が波の上を揺れながら進むように見えます。
動きも表情もかわいい。
波の前後を、あと“半波”長くすると視覚的に安定するように思います。
また、親クジラと波は接着しないほうが、クジラの揺れも複雑になるし、
クジラだけでも揺らせるので遊びが広がるでしょう。

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R.西村
大きなリングを回転させると、木球ががいろいろな音色・リズムを奏でます。
中心の赤い円柱は音がする機能と関係がないので白木のままにして、
音が出る木球にこそビビットな色使いをすると良いでしょう。
木球のサイズや数、素材、軸の傾斜などを工夫することで、
五つの小輪ごとの音の変化を際立たせたると、よりおもしろくなると思います。
円で統一された形態は美しく、特に台座の形が良いですね。


※他にも優れた作品がたくさん完成しましたが、
ここでは、一般の方々に写真で見ていただくことに効果的で、

なおかつ多様なタイプの作品を紹介することに重きをおきました

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演習を写真で振り返ると、         ↑クリック拡大
オリエンテーション講義で説明したことが、
アイディアを考える過程に的確に実践されていることが分かります。

ヒーリング領域の学生のみなさんの理解力・応用力・感性・創造力、
ほんとうに素晴らしいですね。

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学生の皆さんの感想

A

B

C_2

D_2

E_4

F

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《傑作できた! 2012》もご覧ください。→→→クリック

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コメント

大変レベルの高い感性を感じました。
自分が考えたイメージを形にすることは、大変な努力を必要としますが、
とても高い完成度があると思います。

滑川先生、お褒めの言葉ありがとうございます。
多摩美より良いですか?(なんてね)
立体が専門ではない女子学生が、
木工でガンバッタでしょ。

それぞれの学生の発想を引き出していて、素晴らしい授業ですね。
何年生の授業ですか?
キャラクターの形と動きの魅力的な連動→女子美の学生ならではですネ!
動きの仕組みの具現化→専門ではない女子学生がよくぞ!といった感です。
少ない木工機械での加工→経験も少ないのに殆ど手作業での完成度もなかなかと感じます。
総合的に形態の完成度をより高めて、製品化できたら!イイですね!
動画も見たいです!

山本先生、ありがとうございます。
ヒーリング3年生です。(今、ブログに書き足しました・・)
「転がす」という共通のテーマから多様な作品が生まれ、
発想力のあるすばらしい学生たちだと思いました。

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